現代、高齢者の数が増え、介護施設や介護者の数も足りず、また高額であるためご家族皆様で協力して在宅介護されている家庭が大変増えています。
認知症を患っている高齢者の方も大変多いかと思いますが、その中でも徘徊の症状が出てしまっている方もたくさんおられると思います。徘徊とは勝手に玄関や窓から外に出て行ってしまうことですが、一度出て行ってしまうと自然とご帰宅されることはまずありません。警察や地域の方に保護されたり、探し回ってみつけたりがほとんどだと思います。
夜に症状が出る方が大変多く、また寝ている間だと気づかず未然に防ぐことができないため、夜も眠らず監視しているご家族が多いようですが、そのような時は一度鍵屋にご相談いただくと良いです。
この度お電話でご相談いただいたのは川越市にお住いの奥様。旦那様のご両親とお子様の三世代で同居なさっているそうです。旦那様のお父様が2年ほど前から徘徊の症状が出ており、1週間ほど前に警察に保護され、裸足で出て行っていたため足を怪我されてしまったそうです。またこんなことがあってはいけないので、鍵で徘徊防止の対策ができるというのを調べ、お電話下さったそうです。
ご家族はもう疲労困憊のご様子で、すぐにでも来て欲しいとのことだったので、その日のうちにお伺いいたしました。
お伺いしますと立派な戸建ての住宅の前で奥様が待っていてくださいました。早速玄関ドアを見させていただいてから、2種類の鍵をオススメしました。ご主人様と奥様に実物を見ていただき、ご相談の後、日本カバ社のセーフティサムターンを取り付けることに決定しました。室内側のサムターンが取り外しできるので家にいる間は開けることができないのはもちろん、外から鍵をかけるとサムターンが空回りする仕組みになっているので中から開けることができません。
その場ですぐに工事を始め、30分程度で取り付けが完了し、ご家族皆様にご説明をして作業終了です。これで安心して眠れますと皆様安心した表情をなさっており、こちらも嬉しく感じます。どんな鍵やドアでも対策の方法はありますので、一度ご相談いただければと思います。