高齢者の方がご家族にいらっしゃる場合においては、ご家族の状態によっては鍵についてしっかりと考える必要があります。
鍵は通常では外から入ることができないようにするものですので、外から開けにくいような鍵を設置することが重要です。
ピッキング対策が施されている鍵などは、空き巣対策のためにも必要になります。
しかし、ご家族の方に認知症の方がいらっしゃると、内側から簡単に開けられてしまうことも考えられます。
事実、現在の日本は高齢化社会に突入していま すので、認知症の方も増えています。
認知症の症状には様々ありますが、自身が気付いてないままに外に出てしまうこともあります。
鍵の性質上、外からの侵入には非常に強く作られていますが、内側からの開錠には非常に脆くなっています。
今回は佐野市にお住まいのお客様でしたが、お客様のご家庭にも認知症の方がいらっしゃるとのことでした。
相談内容は玄関引き戸の鍵を認知症の家族が開けて外に出てしまうので、なんとかして欲しいとのことでした。
認知症のご家族は、ご近所の方や警察の世話になってしまうこともあったとのことで、対策を行う必要があると判断してご相談頂いたようです。
私どもがご提案させて頂いたのは、徘徊防止用の鍵に交換するということです。
徘徊防止用の鍵に交換することによって、中からも容易に開けることができないので、ご家族が徘徊してしまうリスクがありません。
お客様のご自宅に伺って引き戸の鍵を拝見すると、通常の鍵でしたのでデジタクロックのスーパースリム錠への交換をお勧めさせて頂きました。
デジタクロックのスーパースリム錠は、初めて徘徊防止用の鍵を設置する方にも使いやすい、比較的スタンダードなタイプになっています。
お客様もその鍵が良いとのことだったので、提案した当日に交換作業を行いました。
徘徊防止用の鍵は多少使い方が変わりますので、そのレクチャーもさせて頂きました。
ご利用ありがとうございました。