船橋市にお住いのお客様から、徘徊防止対策についてご相談を頂き、ご自宅へお伺いすることになりました。今回お電話をくださったのは、70代の男性の方です。ご自宅で80代のお姉さまの介護をしておられるということでした。
お姉さまが認知症と診断されたのは3年前のことで、最初は症状も軽く一戸建てのお客様の自宅で介護をされるのもそれほど苦しくはなかったそうです。ところが数週間前からお姉さまは夜間になると外を徘徊されるようになってしまったとのこと。お客様とお姉さまは二人暮らしだということですから、夜間に気を抜けない状態になることは辛いですよね。
「玄関ドアの鍵さえ開かないようにできれば楽なんですが」とのご相談をお受けして、弊社からおすすめしたのは、玄関の鍵を徘徊防止用のものに交換するということです。サンプルとしていくつかの種類の鍵をお持ちしていましたが、お客様が気に入ってくださったのは家研販売㈱のセーフティサムターンという商品でした。こちらの鍵を取付けると、中の鍵にキー付のサムターンを取付けた状態でないと鍵の開け閉めができなくなります。お客様が睡眠をとられるときにはサムターンを外しておけば、お姉さまが知らない間に玄関から出て行ってしまうということを防げるということです。
こちらの鍵の使い方について十分に説明したところ、ぜひ交換してほしいと言って頂けたため、見積もりを確認して頂いた後で作業を行わせて頂きました。元の鍵を外しセーフティサムターンを取付けるという手順で、作業時間としては30分ほどだったかと思います。お客様には新しい鍵の開け閉めを何度か試して頂きましたが、「これでゆっくり安心して眠れます」とほっとした表情を見せて頂くことができました。
認知症のご家族の介護には苦労の多いものです。しかし、鍵の交換によって安心を買うことはできます。徘徊にお困りの際、鍵による徘徊対策をお望の場合は、ぜひ弊社までご相談ください。