川越市に住んでいる60代の男性のお客様から「家庭用金庫の鍵もダイヤル暗証番号も分からなくなってしまって金庫を開けることができません」と、困った様子のお電話が入りました。詳細をお伺いすると、投資を始めようと証券会社に申し込もうとしたところ、マイナンバーが必要なことに気がついたそうです。最近では、確定申告で申告漏れがないようにどこの証券会社でもマイナンバーの申告が義務付けられているそうです。そこで、マイナンバーが記載された書類を金庫から取り出そうとしたそうですが、鍵も暗証番号も紛失してしまったことに気が付いたとのことです。金庫には、他にも大切な書類が保管されているので、早めに開錠に来て欲しいとのご要望です。使用されている金庫は、セントリーのダイヤル式の金庫です。セントリーであれば、取り扱い説明書に工場暗証番号というものが記載されているはずですと、取り扱い説明書の保管場所の確認をお願いしてみましたが、取り扱い説明書も金庫の中に入っているということでした。
お客様に見積もりを提示して、ご納得頂くことができましたので、早速ご自宅へ向かいました。貴重品が保管されている金庫の開錠を行う場合は、お客様にそばに付いて頂く規則になっていることを説明して、お客様にそばで見て頂きながら作業開始です。今回は、暗唱番号も鍵も無いということなので、先ずは鍵穴から鍵の作成を行い、次にオートダイヤラーという特殊機器を金庫に取り付けて、自動開錠することにしました。オートダイヤラーは、取り扱いが難しく、時間もかかるのですが、金庫を購入されたばかりなので傷を付けたくないと仰っていたので、オートダイヤラーで確実に開錠することにしました。お客様に、金庫の中を確認して頂き、暗証番号の再設定方法をご案内して所要時間は、60分程度でなんとか終わらせることができました。金庫の取り扱い説明書は、別の場所に保管するようにということと、暗証番号と金庫の鍵も保管場所を決めておくことをご案内させて頂きました。