普段あまり使わない家庭用金庫の場合、鍵の管理も曖昧になりがちです。特に金庫の鍵の管理者が決まっていない場合は、どこかに置き忘れてある、あるいはインロックしたなどで、いざ開けようとした時に鍵がなくて開かないと言うトラブルが発生します。
今回のご依頼は、まさにそのようなケースでした。世田谷区にお住いのお客様から、「家庭用の金庫の鍵がなくて開かない!」とご連絡があり、その日のうちにお伺いして開錠して参りました。
ご事情は、新車購入が決まり金庫の通帳を出そうとした際に、いつもの場所に鍵が無かったそうです。必要に応じて家族全員で金庫の開閉を行っていたため、どこか別の場所に置き忘れてしまったかもしれないと、全員で心当たりを探したそうですが見つからなかったそうです。金庫内に鍵を入れてロックしてしまった可能性もあるとのお話でした。数日中には金庫内の通帳が必要とのお話でしたので、すぐにご自宅に伺うことになりました。
数十分で到着し早速金庫を拝見すると、お話しの通り一般的なコクヨの家庭用ダイヤル式の金庫でした。暗証番号と鍵は一緒に保管していたため、ダイヤルを合わせる作業も必要になります。専用の器具を使いダイヤルを合わせる作業と、鍵穴からピッキングで鍵開けを行う作業で、所要時間30分程度で開錠に成功しました。
金庫が開き中を確認いただくと、「あったー!」と言う歓声が上がり、鍵と暗証番号の入った袋が出てきました。不注意からきたトラブルでしたが、鍵が見つかったことに家族全員で喜ばれていました。「もしかしたら空き巣に鍵をぬすまれたのではないか・・」というご心配もあったようです。その可能性があるとなると、念のためにも金庫の交換や鍵の交換を検討する必要があるかもと考えられていたそうです。
しかし鍵も無事見つかり、新車購入の準備にも間に合ったため、大変安心されたご様子でした。これを機に鍵の管理を徹底しようと、皆さん口々におっしゃっていました。