ご自宅や会社の大事なものを保管するための金庫は日々のメンテナンスが欠かせませんが、それでも不具合が発生してしまうケースが後を立ちません。その為に弊社のような鍵屋が存在していますので、ちょっとした問題であっても気軽にご依頼をして欲しいと思っています。
さて今回弊社にご依頼をしていただいたのは新宿区にお住まいの方からで、自宅にある金庫のダイヤルの暗証番号を忘れてしまい開かなくなってしまったので、すぐに家に来てダイヤルの開錠を行って欲しいというお電話をいただきました。ご依頼してくださった方は3世代でお住まいの6人家族なんだそうですが、暗証番号を書いたメモをお祖母様が失くされてしまったようで、本人だけでなく他の人も暗証番号が分からない状態だそうです。
金庫の暗証番号忘れは良く弊社に依頼の来るパターンでして、お電話ではどのようなケースでも解錠する自信がありますので心配なさらないでくださいとお伝えしました。お客様がお持ちの金庫のメーカーや型番など情報を伺って、お見積りもこの時点でさせて頂いてからお客様の家へと出発いたしました。道が運良く空いておりましたので30分で到着をいたしました。
ご依頼人様にご挨拶をさせてもらってから、さっそく金庫の解錠作業を始めさせていただきました。暗証番号を解読するための道具一式を用意しまして、鍵屋対開かずの金庫の静かな戦いが始まりました。テレビの特番などでもご覧になったことがある方もいるでしょうが、暗証番号解読は本当に繊細さが命となりますので、すべての動作を集中させて解読作業を行いました。
長年プロとして鍵開けの仕事を行ってきた経験もあって、1時間半くらいかかってしまいましたが何とか暗証番号を解読することができました。ここまで苦労した経験は今までありませんでしたが、無事にお客様のご依頼を遂行することが出来て安堵いたしました。お客様からもねぎらいのお言葉を賜り、本当に鍵師として頑張ってきてよかったと思いました。
今回のご依頼誠にありがとうございました。