福島県郡山市にある企業様のエーコ−製金庫CS-91のダイヤルの鍵開けを行いました。
金庫の鍵開けのご依頼をいただいた時は、まず金庫の大きさをお聞きします。
大きさが電子レンジくらいの金庫なら家庭用金庫の可能性が高いからです。
今回ご依頼いただいたお客様もご自身では家庭用金庫なのか業務用金庫なのか判断がつかないご様子でしたので、金庫の大きさをお伺いしたところ、どうやら業務用金庫のようでした。
業務用金庫のダイヤルの鍵開けは難易度が高いので、いつも背筋が伸びる思いです。
状況としてはそちらの企業様では金庫のダイヤルはいつも開けられる状態に固定し、鍵のみで金庫を開け閉めしていたようですが、何かのはずみでガムテープで止めていたダイヤルが回ってしまいダイヤルも合わせなくてはいけなくなったそうです。
ところが肝心の暗証番号が分からずダイヤルを開けることが出来なくなってしまったということでした。
このケースのトラブルは結構頻繁に発生しています。日々の業務の中でいちいちダイヤルを合わせるということは面倒なことも事実だとは思いますが、できれば金庫の性能を十分に発揮するためにもダイヤルの施錠もしっかり行うことをオススメいたします。
本日中の鍵開けがご希望でしたので、早速作業車に乗り込み出発。あさか野バイパスに乗っていこうと思ったのですが、結構渋滞していたので新さくら通りに入りひたすら裏道を進みます。
福島県郡山市には陸上自衛隊郡山駐屯地がありその脇を通り抜けお客様のもとへ到着です。
問題の金庫を見させていただくとエーコ−製の業務用金庫CS-91でした。この金庫のダイヤルは難しいです。。。
結構な大仕事になりそうです。
まずは聴診器を使ってダイヤルの状態を診断します。
ダイヤルに故障などの症状はないようです。
次に鍵開け専門道具オートダイヤラーをセットし暗証番号の解読を行っていきます。
こちらの作業はダイヤルの鍵が開くまでの時間が読めないので、長いと数時間かかるケースもあります。
緊張しながら作業を進めていくと、なんと30分で暗証番号の解読に成功しました!お客様に金庫を開けてもらい中身のご確認をいただき作業終了です。
最後に解読した暗証番号をお渡しし今後は大切に保管していただくようお願いいたしました。
今回もご依頼ありがとうございました。