玄関の開錠

先日、横浜市にお住まいのお客様より
ご自宅玄関の開錠依頼を承りました。
専業主婦の方からのご依頼で、昼過ぎにお電話でご連絡を頂いたのです。詳しくお話を伺うと、お客様の旦那さまが奥様の鍵を持たれたまま出張へお出かけになってしまった、とのことで、家へ入れない状態だと言われるのです。そこでお電話を終えるとすぐに、横浜市保土ケ谷区のお住まいまで駆けつけることになりました。
1時間ほどで、お客様のご自宅である保土ヶ谷区の2階建て住宅にまで到着することができました。30代くらいの女性の方が、お住まいの玄関前でお待ちになっていました。
さっそくご挨拶を交わすと、所有者確認のために身分証明書の提示をお願いしました。保険証を見せて頂き、そちらの住所と玄関の表札から所有者様本人であることを確認させていただきました。
次にお住まいの玄関ドアを確認すると、そちらには特殊シリンダーの鍵がついていました。
このタイプの鍵は通常のやり方での開錠は不可能なので、別の開錠方法を模索しました。裏に勝手口があれば、そちらを開けることで中に入れますが、今回のお住まいには勝手口はなく、玄関ドアを開けるしか方法はありませんでした。
そこで、今回はサムターン回しを試みる事にしました。
サムターン回しは、ドアの内側に工具等を差し入れることで開錠するやり方で、少々手荒なやり方となる場合もございます。ただ、今回は幸いにも郵便受けからドア内部へのアクセスが可能でした。
最初に郵便受けの隙間から内部を目視し、サムターンのある位置を把握してから工具を差し入れます。ゆっくりと工具を操作しながら手の感覚を頼りに、サムターンの位置まで工具を伸ばしていきました。
そして、サムターンのつまみを工具で挟むことができました。
慎重にサムターンを回転させると、問題なく玄関ドアを開ける事ができました。
作業に要したのは30分ほどでした。
今回のように特殊な形状の鍵であっても、様々な方法で開錠することは可能です。鍵のトラブルにお悩みの際には、お気軽にご相談ください。