新潟市新潟駅近くの一戸建て住宅に住んでいる女性のお客様から、「勝手口の鍵が回らなくなったので、鍵の修理に来て欲しいのですが」と、お困りのお電話を頂きました。
2日後に、古くなった冷蔵庫を勝手口から搬出して、新しく買い替える冷蔵庫を搬入する予定があるので、早めに勝手口の鍵を修理しておきたいとのご要望でした。
お電話を切った後、早速、お客様のご自宅へと車で直行しました。
勝手口のドアは、通りからは塀や植樹などで見えにくい場所に位置していました。その上、塀の一部に門が付いていて、正面玄関ではなく裏側からも出入りが出来るようになっていました。防犯上、空き巣に狙われやすい場所に勝手口があることからも、鍵は早急に修理する必要があると判断しました。
鍵を見て見ると、鍵が回らない状態で、抜けなくなっていました。普段、勝手口は使うことが無いので、久し振りに開けようとしたら開かなくなっていたそうです。
鍵穴は、定期的に専用の潤滑剤をスプレーで、掃除をしてあげないと、鍵穴に埃やゴミが溜まったり、錆び付いてしまいますので、注意が必要です。
試しに、潤滑スプレーを吹きかけてみましたが、鍵は抜けましたが、相変わらず鍵が回らないので、シリンダーを外して中を洗浄してみることにしました。しかし、シリンダーの中が、想像以上に錆び付いて、錆が取れない状態にまで悪化していました。
そこで、お客様に相談して、シリンダーの交換をすることにしました。ドアのフロント部分の刻印を確認し、使用されているシリンダーがMIWA製だったので、新しく交換するシリンダーは、MIWA製のシリンダーを使用することに決まりました。新しいシリンダーは、耐ピッキング、耐鍵穴壊しといった防犯性の高い物となっていますので、安心して外出することが出来ます。
先ずは、フロント部分の金属プレートのネジをドライバーで外し、フロント部分を外します。次に、室外側のシリンダー固定ピンをマイナスドライバーを使って引き抜きます。そうしたら、シリンダーが外れますので、逆の順番で新しいシリンダーを取り付けていきます。取り付けが完了したら、動作確認をして、お客様にも確認をお願いします。作業時間は、10分程度で完了することができました。交換作業は、簡単そうに見えても、サイズが合わないと折角購入したシリンダーが無駄になってしまう場合がありますので、自信の無い方は、私共に気兼ねなく相談して頂けたら幸いです。