太田市の公園に面した閑静な住宅街の一戸建てに住んでいる女性のお客様から、「勝手口ドアの鍵が抜けないので鍵の修理に来て欲しい」と、お困りのお電話を頂きました。
漬物用の野菜を勝手口から運び込みたいので、なるべく早く来て欲しいとのご要望でした。お電話を切った後、車で30分以内には、お客様のご自宅に到着して、勝手口のドアの鍵を拝見することが出来ました。
使用されている鍵は、MIWA製の鍵で、ご自宅を建ててから一度も交換をしたことがないとのことでした。ご自宅は、リフォームとメンテナンスをしっかりとされていて築30年近く経っているようには見えませんでしたが、残念なことに勝手口は手つかずのままにされていたそうです。普段から、勝手口から庭に出て、家庭菜園で育てている野菜やハーブを収穫して、お料理を楽しんでいるそうですが、半年くらい前から鍵が渋くなっていたそうです。鍵が渋く回りにくくなっていたものの、大したことではないと思ってそのままにしていたら、とうとう鍵が抜けなくなってしまったそうです。
お客様のご自宅の勝手口は、通りからも良く見える場所にあるので、空き巣の被害にはあいにくいかもしれませんが、最近の空き巣犯は、色々な手口を使って大胆に犯行に及んできますので、勝手口の鍵もしっかりと防犯対策をした方が良い旨をお話させて頂きました。
ささって抜けなくなってしまった鍵は、潤滑剤をスプレーすると、簡単に抜けましたが、鍵を差し込んでも半分しか回らない状態は改善することができませんでした。
そこで、シリンダーを外して、中の様子を見てみることにしました。ドライバーを使って、ドアのフロントと呼ばれている箇所のネジを外して、シリンダーを外してみると、中から長年に渡り蓄積されてきた埃やゴミが湿気と混ざり合った物が沢山出てきました。きれいに洗浄をしてみましたが、シリンダーが湿気で錆び付いて破損していましたので、やはりシリンダーを交換する必要がある旨をご説明し、ご了承頂きました。
ドアの厚みとバックセットを採寸し、用意してきたMIWA製のシリンダーが使用出来るサイズであることを確認してから、作業に取り掛かりました。
先ずは、ラッチボルトの向きを確認し、取り付けて、フロントのパネルをネジで固定します。最後に、動作確認をして、お客様にも作業内容を確認して頂いて完了することが出来ました。作業時間はトータルで20分程度で終わらせることが出来ました。