新潟市白山駅近くのお客様から、勝手口ドアの鍵が回らないので鍵の修理をしてほしいという依頼がありました。お客様のお宅に伺ったところ、勝手口ドアの鍵が回らない状態になっていました。勝手口のドアについているドアにはMIWAのPRが使用されていました。調べると、鍵はスムーズに挿入できるものの、回そうとすると何か引っかかりのようなものに引っかかってしまい回らなくなっていることが分かりました。PRシリンダーには11枚のタンブラーがついていますが、1枚でもタンブラーが回らないと、鍵を入れて回しても瞬時にそれらのタンブラーが揃わず、きちんと回らないのです。お客様が新築で家を購入されてから15年以上たっており、お客様と相談して、鍵のタンブラーを新しいタンブラーに交換することにしました。
作業を始める前には、まずドアを半開きの状態でストッパーで固定しました。これは、作業をしている途中にドアが閉まってしまうのを防ぐためです。そして修理に入りました。プラスドライバーで扉側面の板を外すため、上下のネジを外しました。このネジは特殊な専用ネジなので紛失しないよう、袋に入れておきました。続いて、外れないようになっている本体の中心にあるかんぬきからすぐ下のネジを左回りにドライバーでゆるめました。このネジは外れない構造になっているので、ぎりぎりのところまでゆるめました。その後、お客様からお預かりした鍵を差し込みました。そして、反時計回りにまわして、シリンダーが外れるところまでしっかりと回します。そして、交換用のMIWAのPRシリンダーを用意し、シリンダーに鍵を差し込みんで、取り外したシリンダーの穴にぴたっと合わせます。その時には、差し込んだ鍵は動かさないよう注意して、シリンダーを右回りに回して取り付けました。
今度は先ほどと逆の作業を行っていきました。シリンダーを固定するためにネジを右回りに回して、今度はネジが固定させるためにプラスドライバーできちんと根元まで締めました。ここまでスムーズにできたため、次に作動性の確認に移りました。まず、実際に鍵を回し、スムーズに回転することをチェックしました。その時にかんぬきのスムーズな出入りを確認しました。鍵が正常に機能し、その後問題なく鍵も抜けましたので、先ほど外した扉の側面板を取り付けて、先ほどのネジを戻して右回りに締めました。最後に、きちんと鍵が回るかどうかをお客様に確認していただき、修理を完了しました。