先日、当社のコールセンターに浜松市浜松駅近くにお住まいのお客様からお電話を頂きました。それによりますと、「経営している工場のドアノブが開かなくなってしまったため修理を依頼したい」との事です。すぐにお客様から指定して頂いた工場へ伺わせて頂きますと、故障しているドアノブは一階の裏口の扉のものでした。
お客様から詳しい話を聞かせて頂いたところ、しょっちゅうドアノブが空回りしたり、何かに引っ掛かって開かなくなる事が多かったものの、何とか開けること自体は出来たとの事でした。しかし、2日前にドアノブが全く回らなくなり、ついにドアが開かなくなったとの事でした。ここのドア自体は裏口に面しているのですが、来客や出荷以外の大半の出入りは、作業員の方々がしょっちゅう利用しているドアであるとの事で、非常にお困りの様子でした。
不便な環境を解消するためにも、さっそくドアノブ修理作業を開始させて頂き、まずドアノブの検証を行います。このドアは工場や倉庫などでよく使われている鉄製のドアであり、ノブの付け根部分が滑らかになっているサムターンタイプの施錠となっていました。ドアノブを回す際に異音等も無かったものの、確かに何かに引っ掛かっており、開かなくなっていました。まずは、ドアの中心の部分からドアノブの先端部分までの寸法を計測し、ドアの厚みも計測します。次にドアノブの形状や種類、メーカーなども確認し終えた後はいよいよ取り外し作業に入りました。
今回は水道工事などでも使用するウォーターポンププライヤーと呼ばれる工具でドアノブの根元をガッチリと固定してつかみ、反時計回りにゆっくり回しながら外します。酷い錆などが原因の場合はサンダーなどの電動工具を使用して切断しなければならないのですが、今回の場合は比較的簡単に取り外すことが出来ました。外したドアノブを調べてみますと、内部部品の劣化が原因である事が分かったため、新品のドアノブと交換させて頂く事になりました。
お客様のご希望で、およそ100年以上の歴史を誇り、鍵と錠製造の老舗であるGOAL社製のドアノブへの交換となり、交換作業自体は5分程で終了致しました。後はドアノブがスムーズに回るかどうか、また回した際に異音等がしないかどうか、ドアの開閉がきちんと出来るかどうか等の動作確認と安全確認も無事に終了し、30分ほどで全ての作業が完了致しました。
作業員の方々もこれで安心して利用する事が出来ると、お客様からもお喜びの声を頂きました。