鹿児島市鹿児島駅近くの製麺工場を経営されている男性のお客様から「工場ドアのドアノブが急に開かなくなったので、ドアノブ交換に来て欲しい」というお電話を頂きました。
そのドアが開かなくなったために、発注し届いた小麦粉などを工場内に搬入することが出来なくなって、仕事に支障を来していると、非常にお困りの様子でした。
最初は、工場のドアはあまり対応したことがなかったので、戸惑いましたが、使用されているドアノブが、GOAL社製のものを使用しているとのことでしたので、すぐに工場へ向かわせて頂きました。
工場に着いて早速、開かなくなったというドアを見せて貰いました。詳細をお伺いしたところ、3か月くらい前から、ドアのハンドルのがたつきが大きくなり、数日前からハンドルを回してもラッチが動かなくなって、ハンドルが垂れさがるとのことでした。それでも、人手が足りなくて修理を依頼している暇がなかったため、仕事が休みとなる週末まで我慢しようと思っていたそうです。
原因は、ドアを長年にわたり使用されてきたことで、ラッチが消耗したことが考えられました。ラッチは、定期的に点検をしてメンテナンスをしておく必要がありますが、今まで一度もメンテナンスをしてこなかったそうです。しかも、ラッチ部分に油を差したこともあると、仰っていたので、一時的にノブの調子が良くなったとしても、油に埃や工場で使用している粉などが付着して、結局は調子が悪くなってしまったことも考えられます。
ラッチは、ハンドルの上下のがたつきや、ハンドルが垂れ下がり、ハンドルの可動範囲が大きくなったなどの状態が見られるようになったら取り替え時期となりますが、工場のドアは、まさに取り替え時期にきていました。
作業は先ず、ドアノブに付いているネジをドライバーで緩めて外すことから始めます。ネジを外して、ノブを引っ張ると、ノブが抜けます。
次に、チューブラ錠の取り付けネジを外して、プレートと錠を外します。続いて、新しいGOAL社製のラッチボルトを元の加工穴に入れます。入れる方向を間違えないように、上下の向きに注意します。ラッチにプレートを取り付けたら、ノブをきっちりと隙間なく押し付けるようにして取り付けます。ノブをネジで留めたら、問題無くドアの開閉が出来るか確かめます。お客様にも作業内容を確認して頂いて、無事作業終了することができました。作業時間は、30分程度で済みました。工場の作業にも大きな影響が出なかったようなので、ほっとしました。