仙台市にお住まいのお客様から「トイレのドアノブが開かないから修理に来てほしい」とのご連絡を受け、まずはドアノブの状態とドアノブのメーカーをヒアリングしすぐさまドアノブ修理へと向かいました。
場所は仙台市の中心地、仙台駅近くにある高層マンションの一室。在宅でお仕事をされているご主人が出迎えてくれました。
先のヒアリングによるとどうやらドアノブが空回りして今朝からトイレのドアが開かなくて困っているとのことです。
さっそくトイレのドアノブを拝見しました。
原因はどうやら内部でのドアレバーとラッチの連結部分がはずれ、ラッチボルトが引っこまずにドアが開閉しないようです。
ご主人いわく数か月前からドアにがたつきを感じていたようでうすがあまり気にせず使用していたとのこと。
根本的な原因はまさにここです。
トイレのドアなどは開閉を繰り返すごとに固定ねじが緩むがたつきが生まれることが多々あります。
このがたつきがある状態を無視して使用しつづけると今回のお客様のようにドアレバーとラッチの連結部分が外れ、ドアレバーがスカスカと空回りしドアが開かなくなってしまうのです。
対処法としてはラッチに直接触ってボルトを引っこませるしかありません。さっそく作業に取り掛かりました。
まずはドアレバーの固定ねじを外し本体を取り外します。
すると原因となっているラッチが確認できます。
ここでとういった方法を取るかというと、まずは電動ドライバーを使用してラッチ本体に穴を開けます。
そして穴を起点をドアにハマっているラッチを直接引っこ抜くのです。
これでようやくドアを開けることが出来ました。
しかしラッチに穴を開けたことで当然ドアレバー本体の交換が必要となります。
メーカーは事前にヒアリングしていたので、「川口技研」のものを用意しました。
ご主人もここまで大がかりな修理になるとは予測していなかったらしく、もっと早めに連絡しておけばよかったと嘆いていました。
今回のお客様が仰った通り、もしもトイレのドアノブに少しでも違和感を感じたらすぐにご連絡ください。
不具合を放置していると後々大がかりな交換が必要となり皆さんとしても望まない結果になると思います。
トイレに入りたいのにドアが開かないという状況はかなり厳しいですからね。
また、ドアが開かないといって無理やりこじ開けるような行為は絶対に行わないでください。
無理にこじ開けることで余計に事態が悪化する可能性があります。