玄関ドアの鍵があるのに開かないと言ったトラブルも、時々ご依頼をいただきます。鍵が回らないケースが多く、その主な原因は老朽によるドアノブや鍵内部の故障が考えられます。
先日も金沢市金沢駅近くのアパートにお住いのお客様から、緊急のご連絡がありました。外出先から戻ってアパートのドアノブに鍵を挿したところ回らなくなっており、鍵があるが開かないと言った緊急事態が発生してしまった様です。中に入れないため、かなりお困りのご様子で、スマホで当社を調べられ、ご連絡をいただきました。ドアノブのメーカーはGOALであることをご存知でした。実は以前に鍵を失くされた際に、ご近所の鍵屋さんに開錠を依頼されたそうで、メーカー名は覚えて見えました。その際に念のため、ご近所のホームセンターでコピーキーを数本予備に作られ、カバンに入れられていたそうですが、今回はそちらでも開かないと言った具合でした。以前依頼された鍵屋さんはもう営業されておらず、困り果ててのご連絡でした。
状況から判断して老朽による故障が考えられましたので、ドアノブ交換が必要である可能性がある事をお話しました。お客様は「このような事が再度あると困るので、交換してください」とおっしゃられ、アパートのドアノブであるため、同じメーカーを希望されました。ホームセンターでコピーキーが作れることから、防犯性のある鍵ではない事が分かりましたので、お見積りをお伝えし、同じメーカーの同タイプのドアノブを持参して、急いでご自宅に向かいました。
事務所から近かったこともあり、お客様の元へは20分程で到着しました。お一人でお暮らしと言う事で心細かったのでしょう。到着した際には、かなり安心されたご様子でした。早速、玄関のドアノブを拝見すると、確かに鍵が回りませんでした。まずは開錠作業を行い、お客様に室内に入っていただきました。詳しく内部を確認してみると、やはり老朽による故障が原因でした。持参した新しいドアノブに交換する作業は20分程で終了しました。
鍵も新しくなりマスターキーを3本お渡しし、状態をご確認いただきました。楽に回せることを確認されると、「すぐに来て貰えて本当に助かりました。新しいものに交換してもらったので安心できます」と、ホッとされたご様子でした。お客様には、コピーキーを使うと鍵自体の精度が低いため、使い続けると鍵が回し辛くなるケースや、シリンダー内部の損傷に繋がりやすい点を参考までにお伝えしておきました。