本日は玄関のドアの鍵が抜けなくなったので助けて欲しいとのご依頼です。家に入れなくて困っているとのことで、現場に急行しました。
現場は宇都宮市から芳賀町にかけて最近開発された新しい家が建ち並ぶ新興住宅地です。半年ぶりくらいでこちらの方に来ましたが新 しい店も増えており、あっという間に街が変わっていくものですね!少々驚きました。この先芳賀町に某自動車研究所がありまして、 夕方以降は宇都宮に向かって渋滞するため、その前になんとか終わらせたいなぁと思いつつ現場に到着いたしました。
現場はやはり新しい一戸建。鍵が抜けなくなったというと、ほこりや砂などが鍵穴の中にたまってしまっていたり、シリンダー内部の部品の摩耗により不具合がおきていることなどいくつか可能性がありますが、いずれも使い込んだ鍵でおきることがほとんどで、まだ新しいお家でこういった問題が起きるというのは珍しく少々ひっかかるところがありました。お客様のお使いの鍵はWESTの916シリンダーでした。
お電話をいただいた際に、無理に鍵を引っ張ったり回したりしないで、そのままにしておいてくださいとお願いしておりましたので、 鍵は鍵穴に刺さったままでした。鍵の変形もありません。無理に回して鍵が折れたり、変形したり、シリンダー内部が破損したりすると修理が大変になり、結果的に修理費用もかかりますので、今回のように出来るだけ触らずにご依頼いただけるととても助かります。
ドアが開く状態であれば、内側からシリンダーを取り外して鍵が抜けるのですが、今回は施錠された状態。鍵は鍵穴にしっかり刺さっており、最悪破錠になる可能性もある状態でした。そうならないことを祈ってまずは洗浄を試して見ると、シリンダー内部がわずかに動く気配が・・・いろいろ洗浄をしているうちに無事鍵が抜けました。
シリンダー内部をみるとどうやら内部にゴミがたまっているようで、シリンダーを分解してオーバーホールしたほうが良い状態です。ご説 明をしているところにご主人様が帰宅されました。
ご主人様が帰宅されたところで、ご主人様にも再度状況をご説明し、オーバーホールのご提案をいたしました。まだ新しい鍵でこれだけゴミがたまるということは市販の潤滑剤やオイルなどを鍵穴に入れたりしませんでしたか?とお話しした所、ご主人様に心当たりが あったようで、苦笑いされておりました。
鍵をオーバーホールしてスムースに鍵が回ることを確認いただき作業終了です。
「潤滑剤を鍵穴に入れちゃいけないって知りませんでした・・・」
原因がご主人様だったということで、作業費はご主人様のお小遣いから出すことになるそうです。
撤収はばっちり宇都宮市街地方面への帰宅ラッシュに巻き込まれてしまいましたが、無事即日修理ができて良かったなと思いつつ帰社 いたしました。