今回のお客様は鹿沼市北鹿沼駅近くにお住いのお客様でした。先日、当社のコールセンターにお電話を頂き「金庫の鍵が抜け無くなってしまったため、新しい鍵に交換して欲しい」とのご依頼を頂きました。すぐにお客様宅へ伺わせて頂き、不具合が起きている金庫を見させていただくと、2か所の鍵穴に左用と右用の鍵をそれぞれさし込んで開錠するという珍しいツーキータイプの金庫であり、メーカーはダイヤセーフ製のものとなっていました。二つのキーによってはじめて開錠が出来るため、通常のシリンダー式金庫と比較しても防盗性能は極めて高いのが特徴的であり、ダイヤセーフの金庫のなかでも非常に人気なDWシリーズのうちの一つです。お客様の場合は2つの鍵のうちの右側の鍵が抜けなくなってしまったとの事でした。これまでも何度か鍵を回し終えて抜こうとするたびに引っ掛かりが生じてスムーズに抜けない事が多々あったものの、昨日の朝、突然全く鍵が抜けなくなったとの事であり、中には切手や手形、貴金属などの貴重品が入っているとのお話でしたので、大変お困りのご様子でした。鍵が抜けないというご依頼は何度もお問い合わせ頂いていますが、鍵穴に異物が詰まっていたり、内部の部品がずれていたり、あるいは鍵が長年の使用で固くなっていたりと様々な原因が考えられます。さっそく作業を開始させて頂き、右の鍵をゆっくり抜こうとしますと、確かに鍵が何かに引っ掛かっているような状態で引き抜く事が出来ませんでした。こういった場合は無理に抜くのは厳禁であり、最悪の場合、鍵が破損、折れてしまう事もあるので注意が必要です。そのため、専用の特殊開錠道具を使用して慎重に鍵を引き抜いて開ける事としました。開錠作業自体はすぐに終了し、金庫を開けることが出来たのですが、鍵の先端部分が一部鍵穴の中に残ってしまっているという状態であり、シリンダー内部も故障が生じているという状態でした。そのため、お客様のご希望で鍵の交換という形になり、シリンダーの修理も兼ねて行うこととしました。15分ほどで全ての交換・修理作業は完了し、これでお客様にも安心して頂けると思います。シリンダー式の金庫で鍵が抜けなくなった場合は、セキュリティに重大な悪影響を及ぼしてしまいますので、すぐに鍵屋さんにご相談すると良いでしょう。当社は、鍵がささったままで抜く事が出来ない、鍵が折れてしまって開けることが出来なくなった等の鍵のトラブルでは迅速に対応させて頂きます。お気軽にご相談ください。