一年ほど前に京都駅近くの会社の事務所で入り口ドアの解錠をさせていただいた社長さんから、京都市山科区に住んでいる息子夫婦の相談に乗って欲しいとご紹介をいただきました。
鍵のことなら、ここが良いぞ!と弊社をご紹介してくれたそうで、うれしいかぎりです。
早速息子さんご夫婦にお電話してみると、最近歩き始めた子供さんがとにかく元気。普段は転んでも痛くないように畳の和室で子育てをしているそうですが、ちょっと目を離すとリビングに出てきて歩き回る。リビングは事故がないように子供にとって危ないものは片付けているのですが、玄関の段差や階段など、どうしても転んだら怪我しそうなところがあるとのこと。
和室は引き戸である為、閉めておいてもあけてしまうことがあり、家事洗濯など、ちょっと目を離さないといけないときに、和室から出てこられないように引き戸に簡単な鍵を取り付けたいとのご依頼でした。
ただ、ご夫婦としては閉じ込めるつもりはなくても、和室から出られないようにするのは虐待しているようで気が引けるとのことでのご相談でした。
実はこういったご要望はたまにありまして、京都市内でも数件同じように鍵をつけたことがございます。チャイルドロックと思っていただければよろしいのでは?と事例をご紹介したところ、ご夫婦は納得されたようで、引き戸への鍵の取り付け依頼となりました。
和室の引き戸でしたので、シンプルな埋め込みタイプの室内用のロックをチョイス。通常は部屋側にロックレバーがあるのですが、今回は通常とは逆に部屋の外側にロックレバーを取り付けます。扉と縦枠に穴開け加工を施し取り付け終了です。見た目も綺麗にしあがり、息子さん夫婦も喜んでくれました。
「京都で一番の鍵屋の仕事はどうだい?」
と、帰り際に息子さん夫婦をご紹介してくださった社長さんがいらっしゃいました。孫の顔を見て社長も上機嫌。
社長。ご紹介いただきありがとうございました。京都で一番の鍵屋になれるようこれからも頑張ります。