千葉県千葉市美浜区のお客様から先日かなりせっぱくした様子でお電話がありました。
お話しをするにも電話の向こう側でその女性が取り乱したご様子で泣いておられます。「お客様、落ち着いてください」と何度かお声かけして少し落ち着いてきたので、詳しい状況をお伺いすると、まだ1歳にもならないお子様が間違えてお部屋のドアの鍵を内側からかけてしまい、閉じ込められているということでした。ご連絡いただいた方はお母様で、ドア越しに泣き叫ぶ我が子をどうすることもできずに鍵の緊急隊に電話をしたということでした。
お母様には30分程度でお伺いできる旨をお伝えすると、「できるだけ早く来てください」というご要望でした。
こんな時にこそ鍵の緊急隊の価値が問われます。作業車に飛び乗り千葉県千葉市の美浜区まで車を走らせます。いつもなら天気の良いこんな日はキレイな東京湾を楽しみながら走る国道14号線なのですが今日に限ってはそんな余裕もありません。東関東自動車道の高架下をくぐり美浜区役所近くの新興住宅街へ到着。お客様のご自宅のインターフォンを押すと、先ほどのお母様が飛んで出てきました。僕は挨拶だけしてお部屋に上がらせていただき問題のドアの前え。
室内ドアに使用されている鍵はGOAL製のシリンダータイプの鍵でした。このタイプなら何度も開けた経験があります。ドア越しにはお子様の声は聞こえてきません。疲れて寝てしまっているならいいですが、もし何かあったら大変です。ピッキング工具を使用し鍵を開けること5分。鍵はなんなく開けることができました。
ドアを開けると真っ先にお母様が室内へ。続いて僕も入るとカワイイ女の赤ちゃんがスヤスヤとクッションの上で寝ていました。僕もお客様もほっと胸をなで下ろしました。お客様からはお礼の言葉と温かいコーヒーを入れていただき、緊張した現場を後にしました。
鍵の仕事をしていると、たまにこのようなケースに遭遇することがあります。小さなお子様をお持ちの方には是非内側の鍵がつまみタイプのものではなく、インナー錠というものに交換することをオススメします。インナー錠は内側も鍵を差して回さないと鍵がかからない錠です。これなら間違って鍵をかけてしまう可能性も低くなります。
今回のお仕事はヒヤヒヤしましたが、何事もなく済んで良かったです!ありがとうございました!